粗大ごみを安く早く処分する4つの方法
引越し、部屋の模様替え、家具などの買い替えで粗大ごみが出たとき、どのように処分していますか?
最近は引越し業者が粗大ごみの引き取りサービスを実施しており、便利になってきました。しかし費用はというと、正直なかなか高いです。それでも時間がなければ、引越しと同時に粗大ごみを処分できるというメリットがありますから、まずは見積もりを依頼してもいいと思います。
でも多少の時間的余裕があるならば、もっと安く、そして早く処分する方法を検討したほうがよいでしょう。
1.自治体の粗大ごみ回収サービス
もっとも一般的な粗大ごみの処分方法といえば、お住まいの市町村に回収と処分を依頼することだと思います。
市町村役場の担当部署へ連絡して、粗大ごみの物品名・サイズ・個数を伝えます。そうすると回収可能な日を教えてくれるので、その日の朝に、玄関先など打ち合わせたところに粗大ごみを出します。
回収時に立ち会うことができない場合は粗大ゴミに、氏名・物品名など指示された内容を書いた紙を貼りつけておけば回収してもらうことができます。
費用は、後日送られてくる振込用紙を使って銀行・郵便局・コンビニエンスストアなどで支払うようになっています。細かい点は市町村によって違いがありますが、基本的にはこのような流れで粗大ごみを処分できるようになっています。費用は自治体によって異なりますが、1点につき500円くらいを請求されます。
ただし、テレビ・エアコン・冷蔵庫・洗濯機・パソコンなどリサイクルの対象品は回収してもらえません。また、利用者が多い割りには回収用のトラックがたくさん用意されているわけではないので、1日に回れる件数が限られています。そのため申し込みのタイミングによっては、1週間から2週間くらい待たされることもあります。
2.自治体の粗大ごみ処分施設へ持ち込む
粗大ごみを運べるサイズの車があれば、自分で自治体の粗大ごみ処分施設に持ち込むことで、より早く安く処分できる可能性があります。事前に持ち込む物について連絡しなければならない自治体もありますが、処分施設の営業時間であればなにも連絡せずに、都合のよい日に持ち込める自治体もあります。
費用は回収サービス利用時と同額とする自治体がある一方、たとえば10キログラムあたり150円など、回収してもらう場合と比べてかなり安くなる自治体もあります。
ただし、処分施設の営業時間が平日の昼間のみであったり、土曜日は営業しているけれど日曜日は休みなど、時間的制約がある自治体が多いので、事前にきちんと調べてから利用しましょう。
3.民間の不用品回収業者に依頼する
インターネットで検索するなどしてお住まいの地域に近い民間業者に連絡し、回収してもらう方法です。年中無休で営業している業者が多いので、早く処分できる可能性が高いです。
料金は処分品ごとに決まっていますが、まとめて処分すると割引がきくことも多いです。まずは問い合わせてみましょう。軽トラック1杯分の粗大ごみを、2万円くらいで回収してくれる場合もあります。
4.リサイクルショップに買い取りまたは引き取りしてもらう
粗大ごみといってもまだ十分に使えるものなら、リサイクルショップにとっては宝の山です。自分で持ちこむ方法と、自宅での査定・回収を依頼する方法があります。料金はショップによってまちまちです。査定の結果、買い取りはしてもらえなくても、無料で引き取ってくれるケースもあります。
家電製品・大型家具・ブランド衣類などは、自分ではもう価値がないと思っていても、査定してもらったら思わぬ値段がつくことも多いです。初めから諦めずないで、汚れを拭きとるなどして、できるだけきれいな状態で査定してもらいましょう。
まとめ
ご紹介した方法のほかにも、粗大ごみを処分する方法はあるでしょう。たとえば友人や知人に譲るとか、住宅地を軽トラックで回っている業者に依頼することもできると思います。
ただ、どんな方法で処分するにしてもトラブルは避けたいもの。知られたくなかった情報が友人やその友人にまで漏れてしまったとか、たまたま近くを通りかかった業者に依頼したら法外な費用を請求されたというケースもあります。信用できる相手かどうかを、冷静に見極めて依頼することも大切です。